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和泉層群地質巡検
(2003年11月)

研究室のGeoゼミ活動の一環として,大阪府南部の岬町に和泉層群の砂岩泥岩互層を見に行きました。

典型的な砂岩泥岩互層

砂岩層下面に見られる流痕(ステレオ写真)

砂岩層の下面には見事な流痕が認められます。古流向解析によると堆積盆地の縁辺部では中心方向に,盆地中央部では軸方向を示すということ です。
この二枚の写真はステレオペアですので,ぜひ実体視(注)してみてください。流痕が出っ張ってみえるはずです。これは砂岩層が堆積すると きに,流れを伴ってこの場所に来たため,すでに堆積していた泥岩層の表面を削ってしまったのです。それで砂岩層の下面がでこぼこになってしまったのです。
注)実体視;右の写真を右目で見て,左の写真を左目で見ること

砂岩泥岩互層と層内褶曲

変形部分の拡大

別の層内変形

互層を切断する断層

見かけの変位は正断層ですが,断層面をよく見るとすべりの方向は斜めになっています。また,この断層はその後の層面滑りによってずれているようです。

玉ねぎ状風化する泥岩(ステレオ写真)

この泥岩はまず層理面とそれに直交する節理面でブロック状に割れた後,割れ目に沿って風化が進行したために徐々に玉ねぎ状となったと推定 されます。
この写真も実体視してみてください。玉ねぎの丸みが分かりますか?

おまけ

参加した面々

みんな楽しそうで,よかったよかった。
ちなみに背景の路頭は,足を伸ばして見に行った和歌山の三波川変成岩

そこではこんな感じの変形構造が見られます(三波川変成岩)

おお!見事な流痕!!写真を撮らねば....(和泉層群)
ここで撮影した写真が上のステレオ写真です。

巡検風景(和泉層群)
朝は少々寒いくらいでした。

巡検風景2(和泉層群)

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